建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

荘子 soushi。

荘子soushiという銘の菓子がある。

荘子とは、中国は宋の時代の思想家。

荘子といえば胡蝶(蝶の異称)。
胡蝶の夢】というお話がある。


  荘子は自分が蝶になって自由に舞っている夢を見ていた。
  ふと目覚めたとき、荘子は思った。
   今の自分の体は紛れも無く人間の姿だ。
   さっきまでは蝶である自分に少しの疑いも無かったのに。
   むしろ疑いという概念すら無いほど舞に夢中であった。
 
  荘子は考えた。
   自分は蝶である夢を見たが果たして本当にそうか。
   本当は蝶である自分が本当で
   今は人間になっている夢を見ているのではないか。

  どちらが夢で、どちらが現実か。
  それは本当に区別がつくだろうか。

  夢の中の蝶は、
  目覚めるまでに自分が蝶以外のものだなんて
  露とも思う余地すらなかったように、
  人の人生も一夜の夢。
  それに気付かずに人は生きているのかも知れない。

 


と、いうお話。


そこに明確な答えは存在しない。


人生とは本当に、誰かの見ている夢かもしれない。
もし、そうだとしたら、
精々佳い夢を見ることにしましょう。

なぜなら。
いつか目覚めたときに
『あれは佳い夢だった』と
楽しく想いおこせるように。

 

・・・なんてのも、ロマンチックじゃない??

そういう銘の御菓子を頂きながら、
そんなお話をし、夢に想いを馳せる。

「だから蝶が飛んでるんですね」とか。

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そんな「間」を楽しめる茶の湯の空間が
僕は大好きです。

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     □□□ 住宅・店舗・設計・企画・新築・リフォーム・リノベーション
     
     ■■■ 愛知県 西三河 安城市の建築デザインオフィス
     ■■■ Architect Design Office YAMATO  代表・野田 敏男

痛み。

みんなそれぞれ理由がある
みんなそれぞれ事情がある。

こちら主体で
想いが届くか届かないか、じゃなくて。

アイツの痛みを汲めるかどうか。

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そういう生き方、したいな。

 

 

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ホームページ、完成間近。

自分の会社。
「Architect Design Office YAMATO」
この会社のホームページが遂に完成する。

独立してから約10年。
妻・祐子と共同経営し出してから約5年。
遂にホームページが完成。

 

ずっとHPを敬遠してきた。
何故か。

カメラマンの方には申し訳ないが
誤解を恐れずに言うなら
写真は何とでも表現できる。
悪いモノを良くも見せられるし
良いモノも悪くも見せられる。

 

建築は違う。
そんなものではとても表現し切れない。

 

空間を味わって欲しいと想っていた。
いくらでも現地案内をさせてもらうから
ネットや写真では感じられないもの。
現地を・実際の空間を体感してもらいたいと想っていた。

でもそのアピール方法の限界も同時に感じていた。

 

ハウスメーカー全盛時と呼ばれて久しい。
独断だが「残念」と感じる建築が後を絶たない。
デザイン云々ではない。
それ以前の問題だ。
数千万円かけて建てて、数十年住み続け、
数十年ローンを抱えていく大事な大事な財産が
こんな事で良いのかという、至極根本的な問題。

もちろんデザインも大事。
だけど機能性・実用性・コスト・メンテナンスを押しのけて
デザイン先行でなきゃ創れないデザインなんて
所詮、それまでのデザイン。


アナログ手法のある種の限界を知った。

たくさんの人達の建築に関わりたいと想った。
世の多くの人達と関わりたいと想った。
どうすればそれが叶うのか。

今、自宅でやってる各種のイベントも楽しい。
リアルな空間で繋がるご縁は、強い。
それも大切。それによる御縁も広がった。
それはそれとして、違う面での開拓の必要性も感じた。

初めてホームページの必要性を切に感じた。
中学生どころか小学生までがスマホを持つ時代。
主体性を持つすべての世代の人間が、
すべてネットを見る時代と言っても過言ではない。

そこに初めてリアルな必要性と可能性を感じた。

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かといってHPに全てを賭ける、という意味でもない。
キッカケ、になれば良いと思った。
良い意味でキッカケになれば良いと思う。
YAMATOとまだ見ぬ人達との接点。
たとえそれが僅かな小さな点であろうとも。

人の想いは、始めは点だ。
人数が集まれば面積を持つ。
もっと集まれば体積を持つ。
重量を持つ。
想いの塊だ。
魂だ。

 

どんだけ御託を並べても
最終的にモノ言うのは
人の想いだ。

そこにこそ、僕は賭けたい。
託したい。

夢を叶えたい。
クールでシュールでキュートな夢を守ろう。

 

5月中には産声を上げそうです。

 

 


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環。

妻・祐子を軸に
多くの環が繋がっていく。

出逢って1年も経っていない、
京都の仲間。
小学校からの同級生の仲間。

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なかなかこんな笑顔できないよ。


刺激し合える人間と繋がっていたい。
自分自身を鼓舞している人間は
目の色が違う。情熱がある。

 

人間関係と言ってしまうのは容易い。
その人間関係をも「心」と「心」で
繋げられるかどうか。
その根底には、
何処までも相手を信じていること。
何処までも相手を愛していること。

そうでなければ
共に上昇を目指せない。

 

誰だってそうでしょ。
良いも悪いも全部ひっくるめて
自分を愛し貫いてくれる人と
付き合っていきたい。

一番贅沢なこと。
それをやれてるヤツって
そうはいないよね。

 

人間ってのは勝手なもんで
あんまり長くベタベタしていると
互いの良さを理解しなくなったり
互いの必要性を忘れてしまう。

本当は一番大切なクセにね。

 

それを打破するのが「刺激」。
良いコトも悪いコトも
ぜーんぶひっくるめて
「お前!」
って言える関係。

 

そういう関係を
ずっとずっと僕は追い続けている。

 

 

 


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懸垂。

懸垂を始める。

オフィスの入口前に鉄棒を取り付ける。
出入りする度に、必ず懸垂する。
と自分と約束する。

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で。
お風呂入る前に腹筋とスクワット。

 

体は正直だよ。
必ず結果は出るから。
言い訳は通用しない。
やったらやっただけ。
怠けたら怠けただけ。
必ず結果は出る。絶対。


自分で自分を追い込まないと
ダメなんだ、俺。

そりゃちょっとはラクしたいよ。

だけどね。
ダメなんだよね。
丸1日と続かない。ダラダラが。

まぁ元来、貧乏性って言うのかなぁ。
何もしてない、ってのが性に合わない。

 

体鍛えるのもイイもんよ。
毎日何処かが筋肉痛。
あぁ俺ヤッてるてるなぁって思えるもの(笑)

 

そういう生き方も悪くない。
よね。

 

失敗しか繰り返してないけど
やっぱり俺、自分に丁寧に生きたい。

 

 

 


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花森安治。

花森安治
ご存知「暮しの手帖」の初代名物編集長。

今日は家族3人で『花森安治の仕事』展へ足を運ぶ。

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今流行のデジタル批判じゃないけど。
やっぱり僕はアナログな柔らかいタッチが好きだな。

それは僕の建築のテイストにも通じること。
デザインは勿論大事。
だけどそれ以前に押さえねばならぬ、ことがある。

 

これは僕の宝物。
暮しの手帳・ほんとうの初版。第1号から10号。
約70年前の出版物。

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それなりの経年劣化はもちろん、
戦後間もない頃のテイストではあるが、
今でも通じるテイストも、
ここには含まれている。

 


 美しいものは、いつの世でも
 お金やヒマとは関係が無い
 みがかれた感覚と
 まいにちへの暮しへの
 しっかりとした眼と
 そして絶えず努力する手だけが
 一番うつくしいものを
 いつも作りあげる

 


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基礎体力。

バッタバタだった仕事が
ひとまず一段落してきたので
トレーニング再開。

懸垂用の鉄棒も作ったゾ。

基礎体力が落ちてる。
世間の人はどうか知らないが
俺は体力が落ちると
やる気も落ちる。

毎日元気でないと
モチベーションも継続できない。

 

よく学び
よく働き
よく遊び
よく鍛えよ。

 

デブになるのは人生の敗北者だ。

言葉だけなら何とでも言える。
その言葉に説得力を持たせるのは
やはり現実での実行だ。
それを支えるのは
やっぱり基礎体力だ。

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だから俺は
今日も汗をかく。

 

 


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