建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

断熱と蓄熱。

ガラス越しの風景。

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地元は全面的に雪でした。
息子・一茶のために即席・雪だるま。

ヌクイLDKからガラス越しの雪ダルマ。
自邸を建てて早や4年。
ありがたい事に毎冬暖かい空間で過ごさせて頂いてます。

秘密は土壁。

「断熱」という言葉を耳にしたこと、有りますよね。
「蓄熱」という言葉をご存知でしょうか。

土壁には蓄熱性が有ります。
暖かい空間の熱を、長時間「土壁」自身が保持してくれています。

長時間留守にしていて帰宅してもヒヤッと感が無い。
暖かい、とまでは言わないけど、
確実に寒くない。

同じ蓄熱性で有名なのがコンクリート
じゃあコンクリートの空間は快適なの?
と思いますが、コンクリートは蓄熱性が「有り過ぎる」。
過剰になっても不快な空間になります。
そしてコンクリートは結露も起こしやすい。

ましてやコンクリートは非自然物。
非自然物が生物に及ぼす悪影響は、
科学的に既に証明されている。

店舗ならば、ある程度の事はアリだと思う。
キャッチーなパッと見のデザインだってありだと思う。
打ちっぱなしのコンクリートだって時にはカッコイイ。

しかし住宅は違う。
24時間滞在し、老若男女問わず住む空間。

機能だけでは無く、素材そのものにもこだわりたい。
『住み心地の良い空間』に僕はこだわりたい。

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今この時代だからこその「土」。
原始的でありながら最先端。
僕はそう信じてる。

 

 

 

 

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