建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

床の間。


「茶の間」と「茶室」はどう違う?

 

茶の間というと、団らんのくつろぎの感じがするし、
茶室というと、少し緊張感を感じる。

一番の違いは『床の間』があること。

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床の間に掛花や軸があると、
空気が凜とした感じになるし、
何か心の拠り所になるような気がする。

じゃあ床の間が無い家は茶会が出来ないのか?

床の間が無くても
壁に花や書画を掛け、
その壁の下に板を置いたりすると
それが、僕らが正座する場所と段差の無い形式の床の間になる。

床の間の原点は、禅院の礼拝が元。
言い方を変えれば、祈りの対象・拠り所とも言える。

心を置くにふさわしい場所を自分なりに作ればいい。
形や様式にあまり拘るのも良くない。

要は心の持ちよう。
やろうと思えば何だって出来る。

 

 

 

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     ■■■ Architect Design Office YAMATO  代表・野田 敏男