職人・料理研究家。
夜も10時を迎える。
晩御飯を終え、
その後も明日の準備に余念が無い彼女がいる。
昨夜から泊り込みで来てくれている料理研究家。
京都の大橋りさ さん。
http://ameblo.jp/2014risa/
本日のYAMATO-Officeでのイベントも大成功。
それも束の間。
数時間後には次への準備が始まる。
東は東京。
西は広島から、広範囲にお声がかかる売れっ子。
だがそこに甘んじない。
自宅を離れたレッスンは、空間も間合いも時間も違う。
リハーサルが出来ないこともある。
当日をリアルにイメージ化して、
今、やれることの精一杯をこなす。
時には深夜にまでそれは及ぶ。
ある意味、夢を叶えやすい時代になった。
誰もが言葉上手になった。小利口になった。
体teiの良い責任を負わない夢を掲げ、
何か衝突があれば傷口をなめあって
さも当然かのように言い訳をし、尻尾を巻く。
それは果たして、本当の「夢」なのか。
それを知る術は各自本人しか知り得ないが、
少なくとも彼女は本気だ。
当たり前に本気だ。
主催者に対して。
来てくれるお客さんに対して。
それ以前に
やり遂げようとする自分自身に対して
実に真剣だ。
その為の努力は惜しまない。
たとえば、
深夜になろうが納得できるまでの精一杯の準備をする。
たとえば、材料は無農薬野菜を使用する。
しかし、それをわざわざ言わない。
彼女にとってそれは至極当たり前のことだろうから。
彼女と知り合ったのは昨年8月。
まだ出逢って半年。
僕の持論だが、
感性が近しい人・本気で生きてる人とは、
時間や距離は関係ない。
しょっぱなから熱くやり取りができた。
彼女と出逢えたことを嬉しく思う。
彼女と熱くやり取り出来ていることを誇りに思う。
道は、何処へ辿り着くか、じゃない。
どれだけ歩いて、どれだけ歩く意思があるかどうか。
それこそが大切だ。
先回りも遠回りも無い。
自分で道を選び、進み、
その時、立ち現われる景色を楽しみ、
ぶつかり、また次の道を選ぶ。
生きるってそういうこと。
きっと彼女も同じ想い。
僕はそう信じて疑わない。
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■■■ Architect Design Office YAMATO 代表・野田 敏男