建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

6年前のあの日に寄り添う。

そうは容易く言葉を書けないけども。

あの日を境に僕は、
生き方を変えたいと思った。

人間として正しいリアリティを持ちたいと思った。
人間の本質に触れて、
骨格のあるところに寄り添いたいと思った。

表現者(デザイナー)としても人間としても
モノの本質に触れていかなければならない。

正しいことをしようと思っているわけではない。
善行を積もうと思っているわけでもない。
僕は考える前に行動してしまう事が多い。
自分に真っ直ぐに。

でも真っ直ぐ生きると、必ず壁にぶち当たる。
壁に背を向け踵を返すことや、迂回をすることは
僕の性分では出来ない。

何も躊躇わず、その壁を壊そう・乗り越えようとして
大怪我をする。それで周りに迷惑をかけることもある。

今は、壁の前に立ち、
その壁を真っ直ぐ見つめる。
そうすると、それがどんな壁か見えてくるし、
それに対しての自分の弱さが見えてくるし、
その壁の向こうが経験と想像で見えてくる。

 

どうしても固い文章になる。
真面目になる。
頑なになる。
それで良いと思う。

僕らは大人になればなるほど
純白なものに立ち向かえない。
純白って残酷なほどに純粋だから。

そこに向かう自分を律しなければならない。

それに耐え得る自分で居られるか。
せめて姿勢だけでもそうありたい。

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     ■■■ Architect Design Office YAMATO  代表・野田 敏男