6年前のあの日に寄り添う。
そうは容易く言葉を書けないけども。
あの日を境に僕は、
生き方を変えたいと思った。
人間として正しいリアリティを持ちたいと思った。
人間の本質に触れて、
骨格のあるところに寄り添いたいと思った。
表現者(デザイナー)としても人間としても
モノの本質に触れていかなければならない。
正しいことをしようと思っているわけではない。
善行を積もうと思っているわけでもない。
僕は考える前に行動してしまう事が多い。
自分に真っ直ぐに。
でも真っ直ぐ生きると、必ず壁にぶち当たる。
壁に背を向け踵を返すことや、迂回をすることは
僕の性分では出来ない。
何も躊躇わず、その壁を壊そう・乗り越えようとして
大怪我をする。それで周りに迷惑をかけることもある。
今は、壁の前に立ち、
その壁を真っ直ぐ見つめる。
そうすると、それがどんな壁か見えてくるし、
それに対しての自分の弱さが見えてくるし、
その壁の向こうが経験と想像で見えてくる。
どうしても固い文章になる。
真面目になる。
頑なになる。
それで良いと思う。
僕らは大人になればなるほど
純白なものに立ち向かえない。
純白って残酷なほどに純粋だから。
そこに向かう自分を律しなければならない。
それに耐え得る自分で居られるか。
せめて姿勢だけでもそうありたい。
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■■■ Architect Design Office YAMATO 代表・野田 敏男