建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

簾sudareと葦簀yoshizu。

「簾-すだれ」と「葦簀-よしず」。

どう違う。

 

簡単に言うと
横向きに垂れ下がってるのがスダレ。
縦向きに立てかけてあるのがヨシズ。


僕のオフィス。

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一番大きい壁面が思いっ切り西向き。
夏の西日の凄まじさと言ったら・・・(--;

その為に窓の外に葦簀yoshizuが立てかけてある。


ブラインドなんかも、そうだけど。

遮光するものって
建物の外にあることが大事。

だって遮光するソノモノが熱を帯びる。
光はさえぎっても、熱はモロに受ける。
その熱は何処にいく?
室内で再放射されて、結果、室内は暑い。

 

建物の外に、建物と距離を離して遮光する。

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離す、ってのが大切。
離れてれば離れてるほど
再放射された熱が建物に影響を与えにくいし、
間の空間を風が通り、プラスで熱を逃してくれる。

 

簾sudareも同じコト。

 

しかもスダレもヨシズも隙間がある。
これ、外から中は、ほぼ見え無いんだけど、
中から外は丸見えなんだよね。

防犯上もバッチリ。

 

 

先人の知恵を学ぼう。

 

 

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     ■■■ Architect Design Office YAMATO  代表・野田 敏男