建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

仕事の仲間。

僕の現場では、必ず入ってくれる職人がいる。


一人は水道屋さん。彼とは幼稚園からの仲。

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一人は電気屋さん。彼とも小学校からの仲。

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こう見えて僕は性格が細かいから(笑)
目的に至るまでの過程までも、自分が掌握していたいタイプだった。
でも、たくさんの失敗をし、たくさんの人に教えられ、
結果論が僕の望む形になっていれば、
過程は任せた人のやりたいようにお願いしよう、と思えるようになった。
その人その人のやり方があるし。
その人が気持ちの良い仕事の進め方であれば、結果も良いものになりやすい。
その方が相手もやりやすいよね。

僕の中の、その変化の流れに大して
ずっと付き合ってくれてきている彼ら。

建築士がエライとか、業者は手下だとか、
そんな旧体制は大嫌い。
そんなのは立場の問題ってだけであって、
たとえばオーケストラで言うなら、僕はたまたま指揮者のポジションに過ぎない。
ヴィオラが居なくても困るし、フルートが居なくても困るよね。
それぞれの立場で、それぞれが120%の情熱で動けばいいだけ。

僕のプロジェクトに関わる人間は常に一丸としたチームでありたい。
そういう想いを皆にも持って欲しいと思う。
人間、一生のうちに何人の素晴らしい人に出逢えるかが大切なわけでしょ。
その為には、
『受けた憎しみは瞬時に忘れ、受けた恩は一生大事にする』
ってことが大事なんだと思う。この言葉が好きでね。

意思や思いを共有したい。
その為に自分がどう動くか。
その一つとして自分自身を弛緩できるようになった。
相手に何かを伝えたいとき、大事なのは声の大きさじゃない。
何かをささやくように語った方が、相手の胸にストンと落ちることだってある。
要は伝わらなきゃ意味が無い。

やっぱり想いって口に出さなきゃ伝わらない。
その為には方法論も問わない。
まだまだ勉強中だけど、
自己満足に陥ることなく「相手のため」に動ける自分でありたい。

 

本当は
「男は背中で語るんだよ」
って言ってみたいんだけどね(笑)

 

 


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