建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

春の茶会。

雛祭り茶会には
若手デザイナーが二人も来てくれた。
若手も若手。まだ大学生。

最初は少し緊張気味だったけど、
少しイジったら話す話す(笑)

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若者と熱く語り合うと
明日を信じられるのは何故か。
それはきっと、若者が語るその瞳に
まったく濁りが無く、希望と憧れしか無いからだろうか。

笑顔がたまらなく可愛い二人だった。
何故だろう。息子・一茶の笑顔と重なった。

僕は一茶が生まれるときに
「どんな人間になってほしい?」
と誰かに尋ねられた。
答えはすぐに出た。
「みんなに可愛がってもらえる人になってほしい」
と。

一茶は2歳半にして
愛想が良く、人見知りしない子で既に有名だ。
お陰で万人に可愛がってもらえている。
もう僕の望みは叶えてくれている。
一茶にこれ以上望むものは何も無い。
一茶の好きなままに生きてほしい。
一茶は今日も、満面の笑みを僕と妻に向ける。

 

来てくれた二人も
きっと周囲の愛情一杯に育まれたのだろう。
表情や瞳・言葉の端々にそれが良く表れている。

僕は未来に生きていたい。

まだまだ40そこそこの歳だけど、
少しずつ「後輩への継承」ということも
考えだしてきている。

偶然は必然。

デザインに関わる人間が
この空間にこれだけ集まった。
しかもみんな熱い。
やるしかねえよな、これ(笑)


  
  このきれいで明るい電車に
  みんなやっぱりおんなじ目的で
  乗りあわせたのだし
  こんなきれいで楽しい電車に
  乗れるだけでも
  幸せなのだから
  電車をもっとよくしようと
  ささやかなのでも みんなの努力が
  必要なのではないでしょうか

   せめて祈りを

     
            谷川 俊太郎

 



     □□□ 住宅・店舗・設計・企画・新築・リフォーム・リノベーション
     
     ■■■ 愛知県 西三河 安城市の建築デザインオフィス
     ■■■ Architect Design Office YAMATO  代表・野田 敏男

 

存在意義。

今日は早朝からタイトなスケジュール。

母校の卒業式に来賓出席し、
リノベーション現場での打合せ。
我が家で茶会&ランチ会。
夕方~夜は名古屋ー地元間で家具を搬送する。

詰め込み過ぎて、
ある箇所で遅刻&早退してしまった。
申し訳ない。以後気をつけよう。

元来、まぁまぁが出来ない性分。

最近は
「僕がそこに居なければ始まらない」
という機会を多く頂く。
仕事でも茶席でもプライベートでも。

仕事だけに限っても
10人が起業したら
残るのはたった1社というこの時代。
しかも丸9年を経過して10年目に突入。
こんな有り難いことはないね。

僕自らが創り出した機会も多いけれど
招かれての機会も随分増えた。
それにおいて
「僕が居なければ始まらない」
なんて機会は、最高の幸せだね。

皆が求めてくれるからこそ、
僕は120%、いや140%の力を出して頑張れるし
そのエネルギーで皆に恩返しをする。

僕にとって最高のエネルギーの回し方。
いい感じ。とっても良い感じ。

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卒業するみんなへ。

2017年、春。

卒業式の季節が来た。
母校・愛知県 西尾市立 西尾中学校。
同窓会長として卒業生を式場で激励する。

そして毎年恒例の手紙を書いた。

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    卒業するみんなへ

 
   大変な時代に生きてるな、俺達。

   訳知り顔のツマンネエ大人達は
   「今の若い奴らは・・・」なんてコトを言うけど、さ。
   ホントは「今の大人」の問題なんだよ。
   若い頃は誰もが夢をガムシャラに追っていたはずなのに
   いつかどこかで社会にまみれ、
   自分に・周囲に、何処かで折り合いをつける。
   若い奴らに胸を張れない「今の大人」の問題なんだよ。
   そんな大人が見本じゃ、良い若い者も育たねえな。

   だからさ。若人よ。
   もっと自信を持っていいよ。そんな大人が何言おうがさ。
   もっと熱く夢を持って、もっと夢を語っていいよ。
   歳をとっても夢を追ってる大人はいっぱいいる。
   少なくとも俺は今でも追ってる。
   そういう大人にガムシャラに喰いついて行け。
   必ず全力で愛してくれる。
   あなた達を抱きしめて背中を押してくれる。

   だから、がんばれ。
   その胸に貼り付けた「未来の勲章」を守れ。
   ヒート&クールでキュートな夢を守って
   信じて愛して抱かれて、今を越えて行け。
   未来に希望の花を咲かせろ。気張れ、若人よ。
                   
               二〇一七年三月二日 
               西尾中学校 同窓会長 野田 敏男

 

今の子ども達は行儀の良い子達が多い。
それが僕は少し心配だ。

ヤンチャやったらいい。
ちょっとくらい悪いことしたっていい。
羽目を外したっていい。
少しくらい人に迷惑かけたっていい。

「しょうがねえなぁ」
と笑って言ってもらえるのは今のうちだけだよ。

今のうちにいっぱい経験しよう。
経験だけは誰にも奪われない、
大事な大事な自分だけの宝物。

その宝物を胸に抱き、未来へ駆け上がれ。
若人よ。

 

 

 

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プロとしての判断・アドバイス。

建築の仕事をしていると

「こういうのは出来ますか?」
「こういうのって無理ですよね?」

という問いを良く頂く。
端的に言うと、
建築で出来ないコトって殆ど無い。
問題は耐久性とコスト。

僕はお客様のイエスマンにはならない。
それは僕のエゴというよりは
「それが一番お客様の為になる」
と信じているから。

お客様とお話をする。
もちろん細かい要望を聞くというのもあるけど
一番は「お客様の真意を探る」ってコト。

表面上はお客様はこう言ってるけど
ホントはこうしたいんじゃないか?
それは実はお客様も気付いていなかったりする。

それを十二分に探り出す。
それを踏まえた上でプランする。

だから
「お客様の為にならない」
と感じたことは
ハッキリそう伝える。

でも頭ごなしに否定するんじゃない。

お客様の意向を僕はこう理解した、
と伝える。
そこで意思のズレが無い事を確認する。
そのうえで
メリット・デメリットをはっきりお伝えする。

それこそがプロだと僕は信じてる。
当たり前中の当たり前だけど
お客様は素人なんだもの。
だから僕らプロが居る。
報酬を胸張って頂くプロの存在意義。

お客様を騙すことは実は容易い。
しかし「プロ」だからこそ
誠実に潔く仕事をし報酬を頂くべきだ。

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『プロ』という名に恥じない生き様。
それはとってもとっても大事なコト。

 

 

 

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贅沢な2月。

いきなり暖かくなったり。
いきなり冷え込んだり。

そんな気まぐれな2月がボチボチ終わる。

今日は息子・一茶と公園で遊んだ。
空気は冷たくとも
陽射しが暖かいこの頃の外は心地良い。

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大人になると
どうしても人付き合いが室内になる。

一茶のお供で半ば強引に外に出ざるを得ない。
お陰で外の心地良さを再認識できる。

有り難い事に地元の公園は緑や水が多い。
そのなかでボーッと景色を眺め少し立ち止まってみる。

そうすると見えないはずの
澄んだ空気とか、新しい芽吹きの動きが見えてくる。
豊かな気付きだと思う。

 

快晴の冬の日には外に出よう。
そして澄んだ空気と暖かい陽射しを
たらふく食べよう。

 

この時期だけの贅沢。

 

 

 

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部屋を彩る。

我が家のLDKを
妻の祐子が気ままに彩る。

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特別手を入れるわけでもなく
野にあるがままに、投げ入れる。

日本文化の特徴は
「素」の美しさを尊ぶ心情。

道端に生きるなんてことは無い草花が
活けることで、時には崇高でさえある。

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光の悪戯も面白い。
光の輪と木目が互いを引き立てる。
これも限られた時間の中の楽しみ。

 

日常の瞬間の中に喜びを感じる。
余裕ってやっぱり大事。

 

 



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色眼鏡のフィルター。

名古屋の友人の誘いを受けて
集いの場へ顔を出す。

予想以上の人の賑わい。
思えば
「ねっとわーくびじねす」
なるモノに顔を出すのは初めてのことだ。

別にネットワークビジネスに興味を持ち始めたわけじゃない。
かといって毛嫌いしているわけでもない。

今日はソウルメイトの誘いに乗った。
ただ、それだけのこと。
ソウルメイトの顔が見たかった。

男だとか女だとか。
こういう仕事だからとか
ああいう職業だからとか。
宗教がどうとか、
思想がどうとか。

そういうフィルターを前提にして
人や物事を判断したくはない。

単純にセミナーは面白かった。
講演者のトークの上手さには目を見張る。
俺も学ばねば。

セミナー終了後の有志だけの茶会。
6人中知人は1人だけだったが
これも面白かった。
ネガティブな発言はしないし、
意味不明な宇宙語を話すヤツもいない。
自分の立ち位置や自分の関わり方。
静かながらも情熱を持ちながら賢明に生き様を語る。

それも勧誘のひとつ、と言うなら言えばいい。
僕は純粋に楽しかった。
そういう集いにこれから行く、という意味でもない。
でも、行かない、という意味でもない。
本当に純粋にただ楽しかった。
ただそれだけ。

今日の出会いを僕なりに噛み締めて
日々の中で僕なりに消化して
それで未来が決定していくだろう。

大事なことは
「色眼鏡のフィルター」で
自分の未来を自らの手で狭くしたくはない、ということ。

ソウルメイトと久しぶりに逢い話せて良かった。
友はいつも俺に気を遣う。
さりげなくも懸命に気を遣ってくれる。
それが何よりも嬉しい。
だからその場が心地よい。

自称・茶人として
相手の気遣いには
僕なりの「おもてなし」で
御返しせねば。

次回の出逢いが又楽しみだ。

名古屋からの夕暮れ時の帰り道。
そんな日のドライブはたまらなく心地良い。

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ステレオの中の詞はこう歌う。

 

  『くじを引くように
   いくつも道を探して
   走り終えないうちに
   答えを求めちゃう
   
   疑うことは寂しいことなんだ
   人を信じることが楽さ』

 

 

 



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