建築と茶道とデザイン。そして大和魂’s blog

愛知県西三河・安城市在住の建築家であり茶人・野田敏男の日記。

心地良い疲れ。

今日の晩御飯はお茶漬け。
サラサラーっと食べたいときがある。
 
一茶は御味噌汁がけ御飯。
みんなでスプーンで食べたね。
みんな一緒だね。

 

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こういうのって平和っていうのか。
しあわせっていうのか。

なんか居心地が良い。

ほどよい疲れ。
このまま眠ってしまいたい。

 

 



     □□□ 住宅・店舗・設計・企画・新築・リフォーム・リノベーション
     
     ■■■ 愛知県 西三河 安城市の建築デザインオフィス
     ■■■ Architect Design Office YAMATO  代表・野田 敏男

 

人との関わり方。

黙ってても明日は来る。
しかし、
黙ってても通り過ぎてしまうだけ。

 

間違ってる、と思える相手を
非難・批判することは容易い。

だけど僕はそんな相手でさえも情が湧く。
そしていい形に方向転換できれば、と思う。
それには、その人自身が自ら「変わろう」と
方向転換する気持ちを主体的に発するしかない。

その手助けが出来ればと思う。

言葉って語れば語るほど
想いが空回りするような、
真実味が薄くなるような。
そんなときがある。

そんなときは
「せめて誤解だけは無いように」
と願う。
その努力は惜しみたく無い。

きっと人それぞれ
みんな抱えてるモノがあって
その中で追求して
深い出来事があって
その人なりの哲学が生まれる。

それは人と人との関係でしか
生まれないと思う。

世間一般論で
模範的な回答例は確かにある。

でも再度立ち止まって
「本当にこれが自分のしたいやり方か?」
と考えた時に、
根底から覆る時もあるわけ。

結局自分の琴線に触れるやり方で通さないと
後で後悔する。必ず。
奇麗事でまとめたってしょうがない。
後で自分で自分を納得させる事なんて
絶対したくない。

自分も誰かを支えてるんだなって
人のことを思いやることが出来たとき、
自分が支えられている事に気付く。

世間の批判には答える必要が無い。
何を言ってもそのたびに
奴らは風向きを変えるだけだから。
僕は僕の信じることをやり通す。
行動で応えていけばそれで良い。

一歩一歩前へ進むごとに風は吹く。
でも歩かないと何も始まらない。

こんな僕でもね。
人を嫌いになりたくない。
やっぱり人を信じていたいんだ。

だからこそ悩む。
でもこれは性分だから。
いまさら変えられない。
仕方ないよね(笑)

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春の茶会。

雛祭り茶会には
若手デザイナーが二人も来てくれた。
若手も若手。まだ大学生。

最初は少し緊張気味だったけど、
少しイジったら話す話す(笑)

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若者と熱く語り合うと
明日を信じられるのは何故か。
それはきっと、若者が語るその瞳に
まったく濁りが無く、希望と憧れしか無いからだろうか。

笑顔がたまらなく可愛い二人だった。
何故だろう。息子・一茶の笑顔と重なった。

僕は一茶が生まれるときに
「どんな人間になってほしい?」
と誰かに尋ねられた。
答えはすぐに出た。
「みんなに可愛がってもらえる人になってほしい」
と。

一茶は2歳半にして
愛想が良く、人見知りしない子で既に有名だ。
お陰で万人に可愛がってもらえている。
もう僕の望みは叶えてくれている。
一茶にこれ以上望むものは何も無い。
一茶の好きなままに生きてほしい。
一茶は今日も、満面の笑みを僕と妻に向ける。

 

来てくれた二人も
きっと周囲の愛情一杯に育まれたのだろう。
表情や瞳・言葉の端々にそれが良く表れている。

僕は未来に生きていたい。

まだまだ40そこそこの歳だけど、
少しずつ「後輩への継承」ということも
考えだしてきている。

偶然は必然。

デザインに関わる人間が
この空間にこれだけ集まった。
しかもみんな熱い。
やるしかねえよな、これ(笑)


  
  このきれいで明るい電車に
  みんなやっぱりおんなじ目的で
  乗りあわせたのだし
  こんなきれいで楽しい電車に
  乗れるだけでも
  幸せなのだから
  電車をもっとよくしようと
  ささやかなのでも みんなの努力が
  必要なのではないでしょうか

   せめて祈りを

     
            谷川 俊太郎

 



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存在意義。

今日は早朝からタイトなスケジュール。

母校の卒業式に来賓出席し、
リノベーション現場での打合せ。
我が家で茶会&ランチ会。
夕方~夜は名古屋ー地元間で家具を搬送する。

詰め込み過ぎて、
ある箇所で遅刻&早退してしまった。
申し訳ない。以後気をつけよう。

元来、まぁまぁが出来ない性分。

最近は
「僕がそこに居なければ始まらない」
という機会を多く頂く。
仕事でも茶席でもプライベートでも。

仕事だけに限っても
10人が起業したら
残るのはたった1社というこの時代。
しかも丸9年を経過して10年目に突入。
こんな有り難いことはないね。

僕自らが創り出した機会も多いけれど
招かれての機会も随分増えた。
それにおいて
「僕が居なければ始まらない」
なんて機会は、最高の幸せだね。

皆が求めてくれるからこそ、
僕は120%、いや140%の力を出して頑張れるし
そのエネルギーで皆に恩返しをする。

僕にとって最高のエネルギーの回し方。
いい感じ。とっても良い感じ。

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卒業するみんなへ。

2017年、春。

卒業式の季節が来た。
母校・愛知県 西尾市立 西尾中学校。
同窓会長として卒業生を式場で激励する。

そして毎年恒例の手紙を書いた。

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    卒業するみんなへ

 
   大変な時代に生きてるな、俺達。

   訳知り顔のツマンネエ大人達は
   「今の若い奴らは・・・」なんてコトを言うけど、さ。
   ホントは「今の大人」の問題なんだよ。
   若い頃は誰もが夢をガムシャラに追っていたはずなのに
   いつかどこかで社会にまみれ、
   自分に・周囲に、何処かで折り合いをつける。
   若い奴らに胸を張れない「今の大人」の問題なんだよ。
   そんな大人が見本じゃ、良い若い者も育たねえな。

   だからさ。若人よ。
   もっと自信を持っていいよ。そんな大人が何言おうがさ。
   もっと熱く夢を持って、もっと夢を語っていいよ。
   歳をとっても夢を追ってる大人はいっぱいいる。
   少なくとも俺は今でも追ってる。
   そういう大人にガムシャラに喰いついて行け。
   必ず全力で愛してくれる。
   あなた達を抱きしめて背中を押してくれる。

   だから、がんばれ。
   その胸に貼り付けた「未来の勲章」を守れ。
   ヒート&クールでキュートな夢を守って
   信じて愛して抱かれて、今を越えて行け。
   未来に希望の花を咲かせろ。気張れ、若人よ。
                   
               二〇一七年三月二日 
               西尾中学校 同窓会長 野田 敏男

 

今の子ども達は行儀の良い子達が多い。
それが僕は少し心配だ。

ヤンチャやったらいい。
ちょっとくらい悪いことしたっていい。
羽目を外したっていい。
少しくらい人に迷惑かけたっていい。

「しょうがねえなぁ」
と笑って言ってもらえるのは今のうちだけだよ。

今のうちにいっぱい経験しよう。
経験だけは誰にも奪われない、
大事な大事な自分だけの宝物。

その宝物を胸に抱き、未来へ駆け上がれ。
若人よ。

 

 

 

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プロとしての判断・アドバイス。

建築の仕事をしていると

「こういうのは出来ますか?」
「こういうのって無理ですよね?」

という問いを良く頂く。
端的に言うと、
建築で出来ないコトって殆ど無い。
問題は耐久性とコスト。

僕はお客様のイエスマンにはならない。
それは僕のエゴというよりは
「それが一番お客様の為になる」
と信じているから。

お客様とお話をする。
もちろん細かい要望を聞くというのもあるけど
一番は「お客様の真意を探る」ってコト。

表面上はお客様はこう言ってるけど
ホントはこうしたいんじゃないか?
それは実はお客様も気付いていなかったりする。

それを十二分に探り出す。
それを踏まえた上でプランする。

だから
「お客様の為にならない」
と感じたことは
ハッキリそう伝える。

でも頭ごなしに否定するんじゃない。

お客様の意向を僕はこう理解した、
と伝える。
そこで意思のズレが無い事を確認する。
そのうえで
メリット・デメリットをはっきりお伝えする。

それこそがプロだと僕は信じてる。
当たり前中の当たり前だけど
お客様は素人なんだもの。
だから僕らプロが居る。
報酬を胸張って頂くプロの存在意義。

お客様を騙すことは実は容易い。
しかし「プロ」だからこそ
誠実に潔く仕事をし報酬を頂くべきだ。

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『プロ』という名に恥じない生き様。
それはとってもとっても大事なコト。

 

 

 

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贅沢な2月。

いきなり暖かくなったり。
いきなり冷え込んだり。

そんな気まぐれな2月がボチボチ終わる。

今日は息子・一茶と公園で遊んだ。
空気は冷たくとも
陽射しが暖かいこの頃の外は心地良い。

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大人になると
どうしても人付き合いが室内になる。

一茶のお供で半ば強引に外に出ざるを得ない。
お陰で外の心地良さを再認識できる。

有り難い事に地元の公園は緑や水が多い。
そのなかでボーッと景色を眺め少し立ち止まってみる。

そうすると見えないはずの
澄んだ空気とか、新しい芽吹きの動きが見えてくる。
豊かな気付きだと思う。

 

快晴の冬の日には外に出よう。
そして澄んだ空気と暖かい陽射しを
たらふく食べよう。

 

この時期だけの贅沢。

 

 

 

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